
絵文字はスタンプとは違い、ふきだしの中でも使えます。
ふきだしの中で使用されることを想定した上で、大きさや色についても、実際の見え方に注意して制作しましょう!
今回は、LINE絵文字を制作する上でのヒントをいくつかご紹介します。
1.アウトラインは太く、濃い色を使う
ふきだしは使用するユーザーがその着せかえを適用しているかによって色が変わります。アウトラインがない絵文字だと、トークの中で見えづらくなってしまう可能性もあるため、できるだけ濃い色ではっきりとしたアウトラインをつけましょう。
○良い例:アウトラインが黒くはっきりとある絵文字

×悪い例:アウトラインがない絵文字

★絵文字自体の色について
絵文字はスタンプと比べて小さいので、絵文字自体の色も、アウトラインやキャラクターの目などの色と中身の色に、なるべくコントラストをつけた方がわかりやすいです!
×悪い例:コントラストが少ない絵文字

2.スタンプとしての使い勝手も良いもの
絵文字は単体で送るとトーク内でスタンプのようにも使えます。
そのため、文を装飾する絵文字としてだけではなく、単体で押された時にも使いやすいものも入れるとよいでしょう。
○良い例:以下の2種類
1)サムズアップなどの肯定表現:腕はつけずに手のみを顔の横に

2)OKの文字:オリジナリティのある見た目にできるとさらにGood!

3.表情におおきな差をつける
絵文字は、ふきだしの中で使われるととても小さく見えます。そのため表情に大きな差がないと、同じように見えてしまう可能性も・・・。
表情にはわかりやすい差をつけて、使いやすさを向上させましょう。
○良い例:以下のようなハッキリ違いの分かる絵文字2つ
×悪い例:以下のような違いのわかりにくい絵文字2つ
通常の表情と、それより口が少しだけ開いている表情など

4.あしらいをやりすぎない
キラキラ・ハート・集中線など、スタンプ時にはよく使われていたあしらいも、絵文字にすると小さく絵がつぶれて見えてしまう可能性があります。また、キャラクター自体にたくさんの装飾がある場合も、見えづらさの原因となります。
あしらいや装飾は、やりすぎず、シンプルに制作するよう心がけましょう。
○良い例:あしらいがシンプルで見やすい絵文字

×悪い例:あしらいが複雑でつぶれて見えてしまう絵文字

★解決策
絵文字は文章の中で組み合わせて使うことができます!
1つの中にあしらいを入れるのではなく、デコレーション専用絵文字として独立した絵文字にすると、バリエーションも広がります。お祝いの際にトークをデコレーションすることも多いため、ケーキやハートなどを入れても良いかもしれません。
○良い例:ケーキやハートなどのデコ絵文字

5.絵文字の並べ方
基本的に、スタンプと同じく使いやすいものから並べましょう。ただし、キャラクターが複数いる場合には、キャラクターごとに並べて、さらにその中では似た感情を隣り合わせにしておくと、ユーザーの使いやすさが向上します。
○良い例:以下の2種類
1)並べ方(上から)メインキャラ⇨サブキャラ⇨デコレーション絵文字をそれぞれ4つほど並べた図

2)同じキャラクター内での並べ方(通常の顔⇨笑顔⇨さらに嬉しい顔)

6.バリエーションの付け方
個数を増やしてパッケージにする際、普段使いしやすい絵文字以外にも、絵文字ならではの使い方ができるラインナップがあると、より楽しく使ってもらえます。
また、すべて同じ構図の絵文字で構成するとパッケージ全体で表現が乏しくて見えてしまう可能性もあるため、全身や手が入っているものをいくつか入れても良いでしょう。
○良い例:以下の3種類
1)二つ以上並べて使える絵文字

2)つなげて使える絵文字


3)全身が見える絵文字

いかがでしたか?
今回はLINE絵文字を作る際のコツについてお伝えしました。
実際の見え方をイメージしながら制作することで、よりユーザーが使いやすい絵文字に仕上げて行きましょう!
次回も絵文字やスタンプ制作に役立つ情報をお届けしていきます。
お楽しみに!
参考リンク
■LINE絵文字審査までの流れはこちらから
■LINE絵文字制作ガイドラインはこちらから
※絵文字の審査リクエストができるようになるのは2018年11月下旬の予定です。
▼こちらでクリエイターズスタンプの最新情報を発信しています!
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〔LINE ID: @linecreators〕